トリートメントは毎日?家での使用頻度と効果的な使い方
「髪の毛用のトリートメントって毎日使ってもいいの?」と思ったことはありませんか。当記事では、トリートメントの種類や適切な使用頻度、正しいトリートメント剤の使い方について詳しく解説しています。また、おすすめのインバス・アウトバストリートメントもご紹介。お気に入りのトリートメントを見つけてみてください☆
トリートメントを毎日使うのはだめ?
髪のダメージを補修したり、髪の保湿をしてくれるトリートメントですが、毎日の使用を控えたほうがいいものもあるって、知っていましたか?
ここからは、トリートメントの適切な使用頻度について解説していきます。
毎日使うのがよくないといわれる理由
髪をツヤツヤにしてくれるトリートメントですが、毎日使うとかえってよくない場合も。
油脂やシリコンが高配合されているものを毎日使用すると、髪がコーティングされすぎて、カラーやパーマをするときに薬剤がうまく染み込まなくなる可能性が。。。
トリートメントの適度な使用頻度
トリートメントに適した使用頻度は、その種類によって変わってきます。
トリートメントとひとことでいっても、サロンで施術してもらうトリートメントや市販のトリートメントなど、種類はさまざまです。
そのなかで毎日使用しない方がいいもの、毎日使用していいものがあります。
以下に使用頻度の目安をご紹介しますが、使っているトリートメントの説明書をよく読んだり、美容師さんに相談するなどして、正しい頻度でトリートメントをしてみてください。
市販のトリートメントは毎日してOK
入浴時に行う、シャンプーの後のトリートメントは、基本的には毎日行って大丈夫です。
市販されている一般的なトリートメント剤は、シャンプーをすると落ちるように作られているため、髪に残って悪影響を及ぼすことは考えにくいもの。
中には、説明書の中に「週に●回」などと使用頻度が書かれているものもあるので、その際は指示に従って使いましょう。
サロン専売品のトリートメントは週に1~2回程度
ヘアサロンで購入した、サロン専売品のトリートメントは、週に1~2回程度の使用で十分に効果を発揮してくれるはず。
毎日使用する一般的なトリートメントと組み合わせて使うといいですね。
ヘアサロンでのトリートメントは月に1回程度
月に1回は、ヘアサロンでプロにトリートメントをしてもらうのがおすすめです。
特に、カラーやパーマをしたあとは、髪がアルカリ性に傾いて、ダメージを受けやすい状態になっているので、トリートメントも一緒に行ってくださいね。
トリートメントの種類と役割
「治療」や「手当て」といった意味を持つトリートメント。
ヘアケアアイテムのトリートメントには、どんな種類と役割があるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう★
トリートメントとコンディショナーの違い
「トリートメントとコンディショナーって同じものじゃないの?」と思っている方も多いはず。
ふたつとも、髪をケアしてくれるヘアアイテムですが、その違いは「髪の内部までケア」するか、「髪の表面をケア」するかという点にあります。
コンディショナー
コンディショナーは髪の「表面」になめらかさを与え、キューティクルの傷みを抑えて指通りをよくしてくれる作用が。
シリコンや高級アルコールの他、髪に吸着しやすい加水分解コラーゲン、カチオン性界面活性剤などがコンディショニング成分として配合されているものが多く、髪の内部まで浸透して髪の傷みを補修する機能を持つ製品も増えてきています。
トリートメント
トリートメントは髪の「内部」に成分を浸透させて髪の傷みを補修したり、髪表面のキューティクルを保護したりする効果をもっています。
コンディショナーの機能(髪の表面をケア)にプラスして、髪の内部までケアしてくれるものが、トリートメントです。
コンディショナーと同じように高級アルコールやカチオン性界面活性剤を主成分とし、アミノ酸や油分、毛髪保護タンパク質など、髪を補修したり、より質感よくするために作用する成分が配合されています。
トリートメントは自宅で使用するものからサロンで施術を受けるものまで、タイプも効果もさまざま。
下記で詳しく解説していきます♪
インバストリートメント
インバストリートメントとは、自宅でシャンプーの後に使用する「洗い流すタイプのトリートメント」のこと。
髪のダメージを抑えて、指通りをなめらかにしてくれる効果があります。
濡れた髪に使うので、髪の内部に成分が浸透しやすく、洗い流すときに髪全体にトリートメントが行き渡るのがメリット。
価格もお手頃なものが多く、デイリーに使えるものや、集中ケアできるものなど、種類も豊富です。
市販品は、基本的には毎日使用できるものが多いですが、サロン専売品など補修効果の高いものは、週1~2回程度の使用でOKな場合も。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントとは、自宅で洗髪後やドライヤーを使用する前などにつける「洗い流さないタイプのトリートメント」のこと。
ドライヤーの熱から髪を保護し、ダメージを抑えて指通りをよくしてくれる効果があります。
濡れた髪にも乾いた髪にも使え、特にダメージが気になる部分にだけつけるなど、量の調節もしやすいのがメリット。
オイルタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、ミストタイプなど、種類が豊富なので、髪質やスタイリングのイメージによって使い分けることができます。
市販のものは、基本的に毎日使用できるものがほとんどです。
特に、ヘアドライヤーやヘアアイロンなど、髪に熱を当てる前には、ダメージを防ぐためにも必ず使用するのがおすすめ。
サロンのトリートメント
サロンのトリートメントとは、美容院で美容師さんに施術してもらうトリートメントのこと。
髪質やダメージの度合いに応じてプロの美容師さんに施術してもらえるので、自宅でのホームケアよりも効果が高いのが特徴です。
特に、カラーやパーマをかけたあとは髪がダメージを受けているため、サロンのトリートメントを利用するのがおすすめ。
サロンでのトリートメントの持続効果は、数週間~1か月程度というところが多いので、1か月に一度くらいの頻度で行うのが目安です。
トリートメントの正しい使い方
トリートメントは、正しく使うことで効果が発揮されます。
正しい使い方をマスターして、ツヤツヤの髪を手に入れましょう★
水気をきる
髪が水気を多く含んだ状態だと、トリートメントが薄まったり流れたりして、効果が十分に発揮できなくなってしまいます。
トリートメントの前には、髪の水気をよくとっておきましょう。
また、シャンプー剤が髪に残っていても、トリートメントの効果が薄れてしまうため、しっかりシャンプー剤をすすぐのもポイント。
アウトバストリートメントをつける前も同様に、タオルドライをしっかり行い、髪全体の水気をよくとってくださいね。
そうすることで、トリートメントをよくなじませるとともに、ドライヤーの時間を短縮することができます。
適量を使う
トリートメントは、製品に記載してある量をつけるようにしましょう。
多くつければ効果がより増す、というものではありません。
多くつけすぎると、トリートメント剤が頭皮や髪に残り、雑菌の発生やニオイの原因になる場合も。
髪を乾かしたときに、髪が柔らかくなるくらいの使用量が目安です。
毛先を中心に
トリートメントをつけるときには、ダメージを受けやすい毛先を中心に。
毛先に揉み込むようにつけたら、次に髪の中間部分につけていきます。
最後に目の粗いコームでとかし、髪の毛1本1本にトリートメント行き渡らせるのもポイント。
また、中間から毛先に向かって指でツルツルと馴染ませると、髪の表面のキューティクルが整い、乾かした時にまとまりやツヤが生まれるのでおすすめです。
このとき、髪の根元にはトリートメントをつけないよう注意しましょう。
トリートメントには油分が多く含まれているため、地肌につくと毛穴の詰まりの原因になったり、頭皮トラブルのもとになることもあるので、気をつけてくださいね。
放置時間は指示通りに
インバストリートメントをつけたら、製品に記載してある通りの時間をおいて、トリートメント成分を髪に浸透させましょう。
放置している間は、蒸しタオルやシャワーキャップで髪を包んでおくと、髪の内部まで成分が浸透しやすくなるのでおすすめ。
ただし、よりよく浸透させようと長時間放置してしまうのはNG。
頭皮や髪のべたつき、抜け毛、髪のボリュームダウンの原因になることも。
また、ヘアカラーしたての髪に、トリートメントを長時間置きすぎると、カラーの褪色を早めるので注意が必要です。
ある程度の時間が経過したら、トリートメントがそれ以上浸透することはないので、製品の指示通りの時間放置したら洗い流しましょう。
ヌルヌル感がなくなるまですすぐ
インバストリートメントを洗い流すときのポイントは、ヌルヌル感がなくなるまですすぐこと。
すすぎ残しがあると、かゆみなどの頭皮トラブルの原因になりますが、すすぎすぎてもトリートメントの効果を減らしてしまう可能性があります。
すすぎはじめのヌルヌル感が残らない程度まで洗い流せばOK。
流し残しの多い襟足や背中などにトリートメントが残ってしまった場合は、シャワーでよく洗い流しておきましょう。